ライブドアの記事に見るエ口本編集者男子の問題点
(トラックバックから来た方へ)トラックバック打ったら3つも着いちゃっていやーん。しかも文字化けしてるし。その点はごめんなさい。
多分この記事の人は仮名なんだろうけど。
最近は完全に斜陽産業化している編集者という職種、かなり早い時期から雑誌出版社では契約社員やアルバイトという半端な雇用形態が常態化している。なぜなら雑誌はいつか必ず潰れるものなので、潰れた場合その後が決まらなければ不良社員化するだけなので、いつでも年契で切れるようになっているのだ(労働組合がない場合)。
ということで、労働者の権利に関して言えば、組合のない出版社に限っては労働者の立場が恐ろしいほど弱い。
これは、特定の会社ということではなくて、わりと大手でも同じこと。
そうでないにしてもこの人のやっているエ口本という仕事は、小学館のSabraとエ口週刊誌以外はすべて中規模、いわゆる三流といわれがちな出版社が作っているのでたいした給与は貰えない。「親と同居のエ口本編集者」という記事なのだが、ほんとにこういう人が多いんです。昨今のこういった本を作っている人たちは。だって、一人暮らしだと暮らしていけないんですから。給与が安いから、趣味でやるつもりの親元ニート(あるいは就職失敗者)しか集まらないんですよ。
かつては、給料が安くても、一人暮らしで後がない、ガチで儲けるつもりの人たちが集まっていたから、ものすごく現場が緊迫したプロの空気があったんですが、今は親元ばっかり、すぐ辞めちゃうんでゆるい空気、なんか理不尽なことを雇用者側から言われようなら、簡単に労基に訴えたり、親が訴訟起こしちゃう。
こんな感じなんだよねぇ(一般論です)。
もともと動画、ネットの台頭、さらに性欲の低下、風俗産業の締め付けで広告も減少と、石原三選で完全にエ口本編集者なんていう職業自体が机上の空論になりそうな勢いの昨今ですが、実際こういう厳しい雇用状態があると「親の都合」で引退も考えちゃうし、ある程度理解者でないと「結婚」も考えられない状態。というのがわりと常態化しているこの業界自体をこの記事は反映しているなぁ、と思ってしまうわけです。