ネットのネタのソースにテレビがネタ元の記事が多いからといって、皆はテレビに従属していない

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テレビ全盛期はとうに過ぎて、いまの中間層というか、おっさんくらいの人たちは、テレビに時間も夢も奪われていた高度成長期の人たちではないので、テレビに時間を奪われたくないと思っています。
今、モニタ画面上はテレビを含む、ゲームやらアプリやら、ブログやらメディア同士の時間の奪い合いとなり、モニタの外にある本などの市場は2割くらい減らす勢いで落ちています。さらに30代未満の人々はパソコンさえ使わなくなり、ここ1年でPCからのアクセスが2割3割まで減っているのは、スマホとPCに対応したネットサービスやプロよりのブログを展開している人ならおおむねわかってると思いますが、まあそんなスマホ時代の中、テレビに依存したコンテンツはまだネットでは鉄板といわれていますね。ライトユーザーが見ているとでも思っているんでしょうが、真実は違うのです。
特に最近ネットニュースで、作り手が予算対効果を考えた結果、テレビからの書抜き記事が流行っています。ニュースサイトにいくと「マツコが激怒」とかどうでもいいこと書かれてますよね。ああいう記事が多いのはテレビがやっぱりソースとして優れている証拠、みたいに(テレビの作り手は)思いがちですが、そうでもないのが現実でしょう。単に、ネットで記事を書くときにコストがかからない上に安全パイなのが一度放送を介したネタだから、書く側は書いているのです。放送できるものは、放送局から無断転載で訴えられるリスクはわずかにあるものの、まあ画像は他のところから持ってきたり、引用の体の着くHPからの画像で、ネタは他愛のないやつだと局や事務所が怒るようなことはないわけです。作る側はローリスクだからやってる、タイトルに有名人の名前があるとポータルの見出し担当も、読者もなびくのわかってますから、というだけなんだけど…。
一方のテレビ局側も芸能人側・事務所側も、認知につながるということでは、あまりひどくない限りは黙認しています。そしてテレビの人たちがそれらの捨て記事ででもYahoo!ニュースのTOPに載りたいと一喜一憂している間に、もう市場壊れてきてますよ。一般の客の人たちがそれらのどうでもいいテレビから書き起こしたネットニュースを見る理由は、テレビを見てる時間がないからで、テレビに興味を強く持っているわけではない。要は最近はどうなってるか程度の世間との繋がり上の確認なわけです。それでもテレビの作り手の人は、まだネットはテレビばっかりなんだ、で安心するわけです。ネットはテレビに従属してるじゃあないかと。
Webの書き手、読み手、テレビの作り手、皆違うことを考えているのが本当のところなわけで、このズレにテレビ側の人はあんまり気づいてないですよね。
テレビの作り手は大至急スマホで本編見れるようにシフトしていかないことには、ホントにテレビは商業広告媒体としては、終わってしまうのではないでしょうか。テレビなんていまやおっさんでもタイムシフトしてしか見ないですけど、若い子は見てないですし、敵意持ってますよ。ゴールデンタイムのフジテレビなんて堂々1桁さえ連発してますからね、まさにシュリンクしてるわけです。
まあフジテレビが堕ちたのは嫌韓でもコンテンツのズレでもなく、チャンネルの並び順でデジタルになったらチャンネル順が変わって、キー局では8chは一番右(テレビ欄でもEPG電子番組表でも)にきてしまったことが一番大きいのですが、逆にもとからUHFだったMXや、地方U局(テレ玉、TVK、チバテレ)は地デジのおかげでキー局と地続き(かつ、東京の一部ではそのまま見られる)になったため、以前よりは見られているのではないでしょうかねえ。まだ媒体としては、それらのマイナー局のほうが未来があると思います。上にしか進みようが無いですからね。キー局の未来はといえば、4K投資とかでいろいろと面倒なわりには儲からなくなっていくと思うのです。まあ其の頃にはネットフリックスその他で番販が出来るようになって2次収入で食いつないでいくのかもしれませんが、未来は明るくないです。

イラスト:いらすとや