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タクシー系アドのお金はどこに消える?

●タクシーの値上げする前に従業員に広告還元してあげればよかったのに



 

整理して捨てる資料をよりわけていたら「東京のタクシーの労働条件とその現状」という資料(タッくんミニ情報2007.4No.177)が出てきた。

当時からおかしいと思っていたのだが、黄色のほうは「東京都タクシー乗務員の平均年収。17年の時点で既に406万まで減少、いっぽう台数(右の青いグラフ)は18年で32,575車両まで増えていた。でこのときに企業収支が厳しいし、東京都全産業男子労働者年収と比較して厳しい、ということで値上げになったわけだ。

で、最近は広告収入はだいぶ減って、短時間デジタルサイネージのアイマッチングやタクシーエムティービーとかに移行しはじめているのかもしれないが、この頃はまだ車両背面や、トップ面への広告出稿が普通だったし、タクシーの降り口のガラスにもべたべたと広告が貼られていたはずだし、なにしろこのタッくんミニ情報ですら4ページ建てで、残り3面はプリズンブレイクII&恋するアンカーウーマンのDVD3面広告!

タクシーの労使関係が厳しいのはしょうがないにしても、広告に関していつもどこに消えているのか、運転手への還元はない(と複数から聞いている)のに、と疑問に思うのだが、いくらなんでも厳しさをアピールすべきチラシで、残り3面は広告って説得力なさすぎだよ!

●タクシーのデジタルサイネージ(動画などのデジタル広告看板)

このところよく見るのが「タクシーエムTV」の電源を切ってるタクシー。見る人をムッとさせるコンテンツ作りにたけていたせいか。誰も知らない人物やキャラクターが沢山出てくるのがタクシーエムTVのすごいところだが、大元の運転手を怒らせてしまってはどうしょうもないかも。シートベルト義務化により導入会社はアナウンスを「タクシーエムTV」上でやるようになり、それの音声がうるさいのもさらに気に障らせてしまったのかもしれない。ちなみにホリエモンはタクシーエムTV大好きみたいですが。

▲タクシーエムTVが産んだ唯一の販売コンテンツ

 

あと、もう1社のタクシー用テレビの「アイマッチング」は、最初は「ゴルビー」というロシアっぽい名前のサービスで、CMとCMの間はなんだか地下道でカンフーをし続ける中国オヤジが映り続けているというかなりトホホなサービスだった。これは後部座席手前ではなく、助手席のサンバイザーをテレビにしていた。音がなかったので、気にしなければ気にならないのだが、運転手がバイザーごと折って見せないという事態をよく見ていた。

それに対処したのか、「アイマッチング」はVer.2ともいえる、後部座席近くへの設置をしなおしている。これはこのほうが目に入るし、短時間広告を増やしたのか、純広が増えている感じがする。

タクシーって、他にも美容整形や借金のチラシなどいろんな広告があるというのに(最近は減ってきたのか4枠中2枠しかチラシが入ってないときもある)現場の人たちは薄給で苦しんでるのはおかしいよね。まあおかしいおかしいと思いつつも、だんだん広告も入らなくなってきたから、いまさらおねだりしても無理なんだろうけど。

結局広告会社だけが儲かってて、タクシー会社にとってのADはオマケ副収入程度であったのだろうか。いまとなっては真相すらよくわからない。

KMタクシーが無くなるかもしれないということだが、このへんからの還元とかを上手くやっていれば、ムチャな労働状態というのも生み出さないで済んだのではないだろうか。