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紙の世界の終わりと焼き畑商法

結婚して家庭を持ち、子供をもっている人が異常に少ない(身の回りに限る)

取次がいくつか沈んだり、ムック市場が絶望的になったり、書籍と雑誌の市場が逆転したり、かつての半分の流通量になったり、といった事態で、僕の知る範囲では紙の仕事に多くの人が深い絶望を抱えている。

案外多くの人が、たとえ正社員であってもかなりの中小企業か、そこそこのところであっても水商売的な、いわゆるその部門が栄えているときだけ雇用されてるような、契約が支えているような職種構造だ(テレビもそうだが、大手メジャーだけが正社員雇用で、現場末端はプロダクションや、親から大きく劣る子会社が支えていてる)。飲食店もそんなもん(雇用的には不安定)じゃないかと言われるかもしれないが、個人店でないかぎりは特定店が潰れても系列店にまわされたりするから、飲食店の7割は廃業とかいっても案外大丈夫なものなのだ。
僕も長年紙の仕事だったのだが、結婚すらうまくいかない人も多いし、とにかく回りを見回してもほとんどが(家族が)増えない(仕事が不安定で低収入でかつ忙しいから)。そしていい年で放り出される人もいる。20年くらい前には、この業種はもうからなくなってはいたのだが、幸いにして業界が下降線の頃ももうかっていたため、みな離れ時を失ってしまった。
僕もかなり微妙だが、いまだ残っている人たちに、いつか恨みを買ってしまうだろうか。
いま思うと昔僕のブログのファンだった人は、こちらにこずにすむ世界が違うと大手で解雇されそうもない職種の人と上手くやっていったが、まあ賢明な判断だろう。
実際だめなのは雑誌市場で、広告モデルの崩壊と流通の構造の敗北のせいであって本は地道には読まれているから、希望を失う必要はないのだが、まあ本も大きく益を出せる時代ではないのである。

ホームページがブログくらいしかない電子専門の会社、掘ると流通や上場企業

そうこういっているうちに、紙をやってない電子のみの会社の顔ぶれを見ていると、流通の別会社だったり、上場企業系だったりする。ブログくらいしかおいてなくて、サイトも適当で、Kindleくらいしか出してない会社も掘ってくと案外大きかったり。こうなるとそういうところのほうが「やりたいことができる」「判断が早くストップがかからない」などプラスの側面もあったりする。いまはたぶん儲かってないだろうが、あくまで先行投資なのだろう。旧来の紙の側から見ると焼き畑商法的な新プレイヤーをバカにしているが、案外従来型の会社は、判断の遅さから泣きを見るのではないか。
組織の軽量化、判断の早さが大事な時代になてきているのだろう。
紙の世界はいまだ、旧態依然だが、事実上リストラやら規模縮小で組織が軽量化して、多少の判断は早くなってきているのだろうが、電子ファーストの新プレイヤーたちが台頭するあと3年位すると業界構造は大きく変わりそうな気がする。